こんにちは!バイヤーの本間です。 本日11月1日、年末年始に向けた新商品を約20アイテム販売開始いたしました!
年末年始の縁起物・・・といえば様々ありますが、今回は「だるま」にフォーカスしていきたいと思います。 まずは、本間お手製「日本列島ご当地だるまマップ」をご覧ください!
北は北海道(十勝だるま)、南は沖縄(ウッチリクブサー)と、ざっくり調べただけでも約30ものご当地だるまがある模様です。 そのうち、10のだるまにまつわるアイテムをオマツリジャパンのお店で販売しておりますので、ご紹介していきますね! 🐤+o。。o+🐤+o。。o+🐤+o。。o+🐤+o。。o+🐤
① 松川だるま 宮城県仙台市
松川だるまの特徴はなんといってもその彩色。
大空や海を表現したと言われる「群青色」は、他にはない爽やかな印象を与えてくれます。
また大きな眉や「寿」の字、仙台城城主・伊達政宗に配慮したとされる「目」など、伝統的でありながらも特徴の多い工芸品。
さらに「宝船」には「米俵」「大黒様」松竹梅の梅の枝を模した「寿」が描かれる等、様々な縁起が盛り込まれています。
② 高柴だるま 福島県郡山市
高柴だるまとは通称で、正式名称は「八方睨み厄除け達磨」。
両目が入っていて、八方に睨みをきかせ福を呼び、厄を寄せつけないとされています。
睨むことで顔が紅潮し、ほんのり赤くなっているのが特徴です。
外側の赤い色は達磨大使の赤い衣を、内側の青い色は衣の裏地を表しています。
③ 高崎だるま 群馬県高崎市
全国シェア8割を誇る高崎だるまは、別名「上州だるま」「福だるま」「縁起だるま」とも呼ばれています。
「鶴は千年、亀は万年」とよくいわれるように、吉祥や長寿を表す鶴と亀が眉毛と口ひげに表現されていることが最大の特徴。
またお腹には「福入」、両肩には「家内安全」「商売繁盛」など金色の文字が書かれることが多いですが、高崎だるまのように文字が書かれるだるまは、じつは全国的に見ても珍しいのです。
④ 川越だるま 埼玉県川越市
川越だるまの特徴は「寿」の字で描かれた眉毛です。
また張ったおでこや、穏やかな表情も特徴的。
木型が受け継がれてきた影響で、すり減り、元々三角錐だった鼻は現在、少し丸みを帯びています。
オマツリジャパンのお店では、そんな川越だるまを抱いた、かわいい猫の張子をお取り扱いしています。
⑤ 越谷だるま 埼玉県越谷市
越谷だるまは、他のだるまに比べて、色が白く、鼻がやや高い上品で優しい顔立ちが特徴。
これは、生産地である越谷近辺が、主な出荷先であった江戸からの距離が近く、輸送の際に鼻を高くしても破損することがなかったためと考えられています。
オマツリジャパンのお店では、そんな越谷だるまを背負って歩く、着物をきた男女の郷土玩具をお取り扱いしています。
⑥ 鴻巣だるま 埼玉県鴻巣市
鴻巣だるまは、一般的なだるまと違い固くて丈夫なだるまです。
一般的なだるまは、紙でできている張り子ですが、鴻巣だるまは、練物と言われ桐のおがくづを固めて作られます。
また、光沢があるのも特徴です。
昔は、固いことから「カンカチ」とも呼ばれ、露店ではテーブルにカンカン叩きながら、固さをアピールして販売をしていたそうです。
⑦ 江戸だるま 東京都
だるまの広まりは、江戸で疱瘡(天然痘)という病気が流行したことに由来します。
そんな元祖だるま・江戸だるま。
オマツリジャパンのお店では、伝統的な江戸木目込み(えどきめこみ)の技術を用いて手作りされる「おしゃれな江戸だるま」シリーズをお取り扱いしています。
ミニだるまのほか、風水だるまや、気品あふれる友禅・西陣だるまもありますよ。
⑧ 三角達磨 新潟県新潟市
起上がり小坊師のひとつで、厚紙を円錐形に作り底に粘土を重しとして付け、和紙を貼り、色付けをしています。
形の珍しさでは全国的に類を見ず、新潟県を代表する民芸品になっています。
その昔から「七転び八起きを願い」、農村では蚕がよく起きるように、漁村では舟が嵐にあっても早く浮き上がれるように、また、病気や災いなどから早く再起できるようにと、「七転び八起き」「無病息災」「家内安全」「厄除け」を願い、市(いち)や縁日などで販売されていたそうです。
⑨ 甲州親子だるま 山梨県甲府市
大きな親だるまが、小さな子だるまを抱えているその形は全国的に珍しく、家内安全と子孫繁栄を祈る人々に永く愛され続けてきました。
山梨県においてかつて、経済の中心にあったのは養蚕と綿でした。このことからその年の生活は、それらの出来、不出来によって大きく左右されていたのです。
そうした背景から農民たちの間には、豊作を願って繭玉(まゆだま)の形や綿の花の色を模した「白だるま」を祀る風習が生まれました。
⑩ 大阪だるま 大阪府大阪市
西日本特有の鉢巻だるま。 鉢巻だるまの歴史は比較的新しく、明時代中期に京都で初めて考案されました。
その後、名古屋でも盛んに作られるようになり、さらに大阪、和歌山、姫路など関西一円に広がったそうです。
オマツリジャパンのお店では、大阪市の郷土玩具である大阪だるまとは一風変わった、現代芸術を融合させた新しいだるま製作分野「うたげやだるま」をお取り扱いしています。
🐤+o。。o+🐤+o。。o+🐤+o。。o+🐤+o。。o+🐤 いかがでしたでしょうか?
ひとえに「だるま」といっても、地域ごとに形状や表情、色合いがぜんぜん違うんですね。
次回は12月1日に新たなだるま商品を入荷予定ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。