うたげやだるま(赤・黒)

6,000円 (税込)

「伝統工芸 × 現代芸術」の融合によって、だるまは新たな魅力を持つアートフォームとして輝き、伝統を守りながらも進化し続けることができるのです。一点一点達磨絵師が心を込めて絵付けした達磨で縁起をかついでみませんか!

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「うたげや達磨」からのメッセージ

「達磨とは、禅の開祖「達磨大師」の坐禅の姿を模した縁起物であり、達磨に目が描かれていないのは、自ら目を描き入れる行為に意味があるからです。先ず叶えたい願いを祈願しながら左目に目を入れます。これを『開眼』と言い、祈願達成まで貴方を見守ってくれるでしょう。
願いが叶えば感謝の気持ちを込め右目に目を入れます。これを『満願』と言い、貴方の更なる飛躍を見守る魔除けとなります。達磨を選ぶことから始まる縁起は、古来より新しい門出がより良いものになるように願いを込められてきました。一点一点アーティストが絵付けした達磨から、縁起をかついでみませんか!」(うたげや達磨HPより)

だるまとは何か・・・

だるまは、達磨が尊い僧侶であったこと、めったに倒れず、倒れてもすぐに起き上がることから、倒産せずに商売繁盛し、「七転び八起」(何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること)で縁起が良いとされ、大願成就、病除け、五穀豊穣などの願いが託されるようになったと言われています。だるまの丸い形も「どれだけ転んでも必ず立ち上がる不屈の心」を表しています。この不屈の精神は、達磨大師の面壁九年の苦行と結びつけられており、同時に大師の温和な性格や穏やかな悟りの境地も象徴しています。

うたげや達磨代表:吉川さん、達磨絵師:紋吉(もんきち)さん

今回、「うたげや達磨」のだるまをお取扱いさせていただくにあたり、会社代表の吉川貴雄さんと達磨絵師の紋吉さんのお二人にいろいろなお話をうかがいました。

元々アパレル業界で働いていた達磨絵師の紋吉さん。昔から絵画やペインティングが好きで、だるまのような伝統工芸品を新しい感覚でリペイントしなおし、「願をかける」という文化を残しながら、若い人の手に取りやすくしたいと話されていました。

吉川さんは、昔から日本の伝統工芸品の縁起物が好きで、招き猫、こけし、福助さん……いろんなものを集めていたそうですが、達磨が一番アートと相性が良かったように感じ、目を入れて「願を掛ける」という「自分の夢に命を吹き込む感覚がもてる」だるまに惹かれていったそうです。達磨のいいところは、「絶対夢叶えるぞ!」という強さだそうです。縁起物は厄除けみたいな受動態的なものが多いのですが、達磨は「目標を達成するための自分との約束の儀式」であり、その能動的なところが気に入っているとのこと。

また、だるまのずんぐりむっくりしたフォルムも好きだそうです。(ちなみに、吉川さんも仲間うちで「だるま」と呼ばれています笑) お二人は、共通の友人を通じて知りあい、この業界に入ったそうです。

現代アートだるまのデザインは、うたげや達磨の皆さんで決めてペインティングされているそうです。紋吉さんの作風として、落ち着いたデザイン、飽きのこないシンプルなデザイン、また、力強さの中にシンメトリーな洗練されたデザインがとても印象的でした。

製作工程の話をうかがいました。だるまのデザインにもよりますが、1日でけっこうな数のペインティングできるそうですが、複雑なデザインのだるまを同じように描いていくためには、かなり集中力が必要とされるそうです。

既存のデザインだるま以外にも、お客様が希望するカスタマイズしただるまの依頼も承っています。例えば、縁起物として名入れやコメントを入れてお誕生日、結婚式、各種お祝いとして。また、企業の設立記念日等のだるまとしてコーポレートカラーや企業ロゴの入っただるまや、イベント用にだるまをペインティングして販売しています。


「伝統工芸 × 現代芸術」について

達磨絵師:紋吉さんから
「だるまの絵師として、伝統工芸であるだるまのペインティングに新たな息吹を吹き込むことにとても情熱を感じています。また、伝統と現代芸術を融合させ、新しいだるま製作分野を開拓することに大きな意義を見出しています」

「いろいろなだるまの絵があるので、一概には言えませんが、だるまの中には、古典的な色使いや模様を保ちつつ、現代のアート要素を取り入れ、独自のスタイルを築いているものがあります。私は、下記のような落ち着いた感じで、シンメトリーな洗練されたデザインが気に入っています」

「伝統的な配色に加えて、新しい色づかいを融合させて、だるまの美しさを向上させています。これにより、だるまは新たな価値を持つアート作品として輝くと思います」

「さらに、今後は、達磨絵師二人(今回はとりあげられておりませんが、もう一人「シガー」という達磨絵師がいます)でシーズン毎にテーマ性をもたせて製作するようなことも模索していきたいです。テーマやメッセージを取り入れることで、だるまの文化的意義を広め、社会的な問題や現代の価値観を表現し、だるまを通じて人々にメッセージを伝えられたら嬉しいです。これにより、だるまは芸術としての力を発揮し、新しい顧客層にも訴えると考えます」

「この『伝統工芸 × 現代芸術』の融合によって、だるまは新たな魅力を持つアートフォームとして輝き、伝統を守りながらも進化し続けることができると感じています。私は、これらのアイデアを実現するために注力し、だるまアートの未来を切り拓いていきたいです」


うたげや達磨の将来に向けて・・・・

紋吉さん、吉川さんともに将来の夢として、今後はどんどん海外へも進出していきたいと話しておりました。越境ECというかたちで「願をかけるという文化」と一緒に世界中のいろいろな人に受け入れられる現代にマッチした「アートだるま」を海外で販売していきたいと考えているようです。いろいろな国の国旗柄を入れてみたり、海外の文化を取り込んだだるまを現代アートで表現して販売していきたいそうです。

また、機会があれば全国の様々な形をしただるまをリペイントしたり、達磨以外の縁起物(例えば、「招き猫」)への現代アート導入にも興味があり、ぜひ挑戦してみたいと話しておりました。


【達磨絵師:紋吉(Monkichi)さん プロフィール】

2011年3月11日より単身NYへ渡り(ただの衝動行脚)、そこで感じたその時期特有のヒト、コト、モノを消火し消化し昇華して何らかの形で表現しようと創作物を世に出し始める。

2013年からは、現在は大阪南船場に本拠地を構える【うたげや達磨】の絵付けを始め、今宮戎神社で行われる祭「えべっさん」での露店販売やギャラリーでの展示、全国各地の様々な音楽フェス、イベント、百貨店でのポップアップも行っている。
また、別名義【Monk Ichi】としてのアートワークも展開し、不定期で個展を開催。

キャンバス制作の他、提灯や看板、ロゴ、フライヤー、ジャケット、アパレルブランドへのデザイン提供なども行い、自身のショップは【9GRAHA (ナヴァグラハ)】として2023年に試運転開始。

ちなみにデザインワークは【Sharaku Shiki】という名義を使用しているつもりだが、薄い認知で尚且つ自分自身でそれぞれの境目が曖昧になってきているのもまた事実である。

一括して、"和"をテーマとしたものを軸に多種多様な要素を取り入れ、多角的なアプローチで出力方法を問わず表現を追求しているヒト。(うたげや達磨HPより抜粋)


現在、「だるま」だけではなく、伝統工芸品の業界全体において、価格についての課題があるのかもしれません。昭和の時代から続く安価な価格設定は、消費者にとっては魅力的です。しかし、作り手はこの状況で生計を立てるのが難しくなっており、これが業界の衰退につながっている原因の一つです。

もし、商品の価格を引き上げることで、伝統工芸品を生業とする人々にとってより安定した生計が確保されるなら、新たな才能を持つ若者が業界に参入しやすくなり、結果的に業界全体にとって新たな活気をもたらすかもしれません。

今回のうたげや達磨さんの「伝統工芸品と現代芸術」を融合させるアプローチは、伝統工芸品に現代的な要素を取り入れることになり、その付加価値を高めて、価格の引き上げを容易にするように思います。これにより、国内・海外の新しい購入者層が引き寄せられ、業界全体の活性化が促進されるようになれば本当に嬉しい限りです。


今後のうたげや達磨さんの活動に注目していきたいです!

商品仕様等

商品名 うたげやだるま(赤・黒)
大きさ 商品は職人の手作りのため、描彩が写真と若干異なる場合がございます
形状 高さ:約9cm
商品仕様について ・張子 (はりこ) 紙
おすすめ ・縁起物がお好きな方へ ・願掛けを目的として購入を希望される方へ ・大事な方へのプレゼントとして縁起物を贈りたい方へ ・1点ものが好きなだるまコレクターの方へ
配送スケジュール 到着まで3〜5日かかる商品です。
配送について 「うたげや達磨」からの発送商品です。
送料について 表示価格は送料込み価格です。

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